(産地の声)vol.1206 <皮膚病と草退治と人参の種蒔き> 2015.8.26
今年の夏は皮膚病にかかり難儀しました。7月の猛暑からプツプツと赤い斑点が
できて、かゆいのです。腕から始まってお腹の辺りそして足や頭にもできてしまい
ました。その痒いこと痒いこと。
猛暑の中での仕事はすぐに汗だくになります。その汗が痒みとかぶれを増幅しま
す。一日に何回もシャワーを浴び着替えするのですが間に合わない、といった感じ
です。最初は置き薬をつけていたのですが一向に治りません。
そこで、町の診療所に行き診断してもらいましたら、リンデロンという副腎皮質
ホルモン剤の塗り薬をもらってつけたのです。そんな状況をおかげさま農場のお母
さん方に話したら「診療所の先生は外科の先生だよ。皮膚科の専門医にかからない
とダメだよ。」と言われ駅前の皮膚科に通うことになりました。
でもそこでくれた薬も同じものだったのです。飲み薬も含め2週間分という量
をもらったのですが、飲み薬は2.3回だけでした。軟膏は、朝昼晩とシャワーを
浴びてはつけていました。
今はほぼ回復してきました。一安心です。30分もすれば下着はもちろんのこと
上着やズボンまで雨に打たれたかのように汗で濡れるということがよくなかったの
ではないかとも思うのです。
ここのところ曇りか雨で汗をかかなくなったからか、お医者さんの薬のおかげな
のかところどころ思い出す程度になっています。夏草退治に毎日のように刈り払い
機を持ち出し、使ったガソリンは150Lにもなります。
慣行栽培の人は、除草剤を使いますから畑がきれいですが無農薬栽培ですから人
力で草退治です。田畑合わせて5町歩余を管理するのはたいへんです。それに連れ
合いが少々故障して動けないので一人頑張りです。
みんなに「やせたじゃない?大丈夫?」などと言われていますが何とか生き抜い
ています。
草退治をしてお盆が明けて雨が降ったので、ようやく人参の種蒔きができまし
た。この地方ではお盆前に蒔かないと人参にならないと言われているのですが、雨
を待って19日に蒔きました。夏の一日は秋の1週間の遅れになると言われます。
「温暖化だから遅くとも何とかなるんでないの」という言葉に励まされて、大丈
夫、何とかなるよ、と自分に言い聞かせています。
おかげさま農場・高柳
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