(産地の声)vol.1216 <TPPは安全か?> 2015.11.4
日本人が欧米人のように肉を食べると、病気になるのは何故か。これは大地の質が原因だ。ヨーロッパの大地は海の底がせり上がってできたもので、カルシウムがいっぱい含まれているけれども、日本は火山国だから、大地に含まれているカルシウムんの量が少ない。だから欧米人と同じように肉をたくさん食べてはいけない。
肉に含まれているリン、イオウ、窒素などの害を防ぐには、カルシウムをたくさんとらなければならない。欧米に住み、そこで取れる野菜を食べ、水を飲んでいれば肉の害を防ぐのに十分なカルシウムを自然にとることができる。
ところが日本は違う。日本の大地で取れる野菜や水にはカルシウムがあまりありません。これを忘れて欧米人の真似をしていると、からだをこわしてしまいます。・・・栄養学者・川島四郎先生の話を思い出します。
前夜のテレビ-TPPの影響についての路上インタビューで「私はお肉が好きで、安く食べられればうれしい!」またレストランの支配人?らしき人が「私たちも安く輸入されればお客さんに還元できます。」そして、アナウンサーがそれを受けるように、消費者にとって良いことのようなコメントをしていたので、川島先生の事を思い出したのです。
NHKは、政府の決めたことを、よいしょするんだ、と思ってしまうのは私たちのひがみ・偏見なのでしょうか。栄養論も学者によって色々とあります。何を信ずるかはその人が決める事ですが、私は川島先生の知見を支持します。
また、最近のうつ病の多発、近年の自殺者の増加なども肉類の多食によるカルシウム不足が原因なのではないかなどとも考えてしまいます。精神科のお医者さんは、精神安定剤にカルシウム剤を出すと聞きます。カルシウムだけではないのでしょうが、一因としてあるように思えます。
太りすぎ、ダイエットにはダイエット食品だとか、ダイエット体操だとか盛んですが、簡単なことです。食べ過ぎなければいいだけのことです。
人間は、飽食に耐えるように出来ていないのです。これは生態学者、栄養学者の多くが警告していることです。
私たちの育てている野菜も同じです。肥料を多く与えると病気や虫の被害が多くなってくるのです。 いずれにしてもその結果は、自分に還ってきます。
おかげさま農場・高柳功
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