(産地の声)vol.1230 <いよいよ育苗です> 2016.2.24
庭先の木蓮の木に椋鳥が一羽止まっていました。木蓮の木は枝が上に伸びているのですが、その上の方で平行な姿勢で止まっていたので最初はわかりませんでした。枝が膨らんでいるような気がしたのですが、よく見たら椋鳥だったのです。 距離にして6,7メートル。じっと見ていたら椋鳥も動かない。その先の秋畑にはセキレイが2羽、なにやら土をつついています。20日に蒔いたトマトとナスのトンネルの具合を見にいったときのことでした。
ここ数年は、冷床と呼ぶ熱をかけないでの種まき、育苗でしたが、今年は電熱を入れたのです。昨年、幾分芽がでるのが遅れ気味だったので心配して今年は思い切って電熱温床の設備を導入しました。
サーモスタットを使って気温20度に設定しました。ナスやトマトの生育適温は25~30度ですがちょっと低めにしてゆっくり仕上げたいと考えているのです。それでもこれまでと比べれば遙かに好条件です。
昨日はちょっと太陽がでてすぐに25度を超えそうになりました。すぐにトンネルをまくって温度を下げました。
今日は、曇りで寒いのでかけっぱなしです。種まきをしてからの管理は気を遣います。サーモスタットがありますので低温は管理してくれますが、太陽がでてハウス内の気温が上がることの対応はしてくれません。
太陽がでたらすぐにでも換気して気温上昇を防がなくてはなりません。冬といえどもハウス内の気温はすぐに上がってしまいます。
夕方外気の気温は5度を下回っていました。天気予報では、この千葉県でも雪が降るとの予報です。雪が降ったら零下になるでしょう。でも、電熱温床ですので今年は安心できます。
20日の種まきは、「食と命の教室」に参加した人たちに床土作りから、ポットの土入れをしてもらい種まきをしました。ほぼ全員種まきをしたことのない人たちです。最初に私がやって見せて全員に種まき体験をしてもらいました。
最初にナスの種をまいたのですが、「手袋をしていては出来ないな」「トマトの種がこんなに小さいとは思わなかった」などと感想を漏らしながらの種まきでした。
今我が家のハウス内にはサニーレタスと小カブが育っています。それが終わって5月には植えることになる苗たちです。実るまで4ヶ月かかります。
おかげさま農場・高柳功
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