アクシデント続き!

(産地の声)vol.1285    <アクシデント続き!>     2017.3.29

 27日は雪混じりの雨が降るとても寒い日でした。種まきの日と決めてお手伝いを含めて7人が集まったのですが、雨は激しくなり手がかじかんでしまう程の寒さでした。

 

 種まき用の箱600枚を運び、ハウス内にビニールを敷き詰め、灌水ホースを取り付け、種まき機に電源を入れ動かし始めたら上手くいかないのでした。床土はでこぼこになり、種が落ちません。

 外は大雨となってハウスに屋根に当たりバタバタとうるさいほどです。種が落ちないのは種籾が水分を吸ってしまったからのようです。種が容器にくっついてしまい床土に落ちなかったのです。

 「種まきで種がまけなかったら話にならない。中止しよう!」と決め、みんなで母屋のこたつに入りこみ“お茶”しました。冷え込んでいた部屋にをストーブをつけて雨に濡れ冷えたからだを温めました。

 予定した種まきができなかったことは初めてです。前日、前々日と仲間の種まきをしてきて、機械は順調に作動し種まきができていたので問題ないと思っていたのですが、とんだアクシデントです。

 一方、2月に種まきしたトマトとナスが出芽は順調でしたが、3月上旬の天候不順の頃、パッと太陽が出る時がありました。寒さが続いていたのでビニールトンネルをかけてあったことに気がつかずに焼いてしまいました。

 要するにピカッと光った太陽で急激にトンネル内が高温になってしまい、枯れてしまったのです。周辺のいくらかは生き残りましたが、半分以上無くなってしまいました。

 今日、資材屋さんに事情を話し、トマト苗を頼みました。曰く「髙柳さん!弘法も筆の誤りですか?」などと言われましたが苦笑するしかありません。

 ミニトマトを作り始めて以来、こんなことは初めてです。

アクシデントが2回も続き今年はさいさきが良くない年になりそう、などと言っている場合ではないのですが、そんな自分の未熟さ?あきれてしまいます。

 長野にいる孫が春休みで「手伝うよ!」と帰省しています。高校一年生で私より遙かに背も高くなり、何でもできるので頼もしいです。彼の若さとやる気を頂いて明日から心機一転、種まきをします。

                       おかげさま農場・高柳功