スズメバチに刺されてしまった!

(産地の声)vol.1315  <スズメバチに刺されてしまった!>  2017.10.25

 この10月の天候不順には困り果てています。田んぼは刈り取りが終わっているので田耕などは後回しでもいいのですが、畑はいけません。これだけの雨続きですからたっぷりと含んだ土に含まれた水分は中々抜けません。仕事にならないのです。そんな雨の中で教室を計画してしまったので、畑の体験は出来ません。道に近い大豆畑の大豆を抜き、みんなで豆を摘み取り枝豆にして食べました。

 

 午後には計画していたことも出来なかったので座学と言うことにして農業や命のことについて語りました。その休憩中に雨で開いたイチジクでもご馳走しようと三脚をかけ昇ったはいいのですが、2段目に上がったところでチクリ!と足首に衝撃が走りました。

 見てみるとなんとスズメバチが私の足首に針を刺しているではないか!ジクーと刺し貫く感じです。こりゃまずい、と三脚を降りて見ると蜂は足を離れず針を刺しっぱなしです。しょうがないので手で摘まんで除きました。そしたら腹からちぎれた蜂の腸でしょう。白い腸がだらりと出てちぎれたのでした。

 家に入り連れあいに「とりあえずアンモニアだ!」と。連れあいは「じゃあキンカンね」という。足を見たらまだ蜂の尻半分が残り刺さったままです。靴下を脱ぎそれを抜いたのですが、蜂の王様はさすがというか尻先の針先はぴくぴくまだ動いています。その日は土曜日です。お医者さんは土曜日で休診日です。

 赤本を取り出し救急対策を見て、ヨモギや里芋の葉の汁をつけるといいというのですり鉢で擦ってガーゼをつけて養生。教室に参加しました。皆さん心配してくれ、終わりにしようといってくれましたが1時間ほど話して終わりにしました。

 刺されたときからじくじくと痛みがあったのですが、時間が経つほど痛みが増してきて足先がどんどん膨らみ始めてきました。連れあいがそれを見て「大丈夫よこの程度なら!3日くらいはしょうがないね、親戚の同輩は足先からモモまで晴れ上がったけど直ったのだから」という。が、2日目はさらに毒が回ったのか膝までぱんぱんに腫れ上がり、痛みも続きました。

 およそ三日何もせず療養に努めたら腫れが引き始めました。「ね!三日もすれば収まると言ったでしょ!」連れあいの冷たさというか、冷静さというか、娘も同調して「良かったね!」という。でもまだ腫れは残っています。

 とんだ災難でした。皆さんも気をつけましょう!

                     おかげさま農場・高柳功