(産地の声)vol.1337 2018.3.28
田んぼの種蒔きが始まりました。
今どきの種蒔きは、機械で蒔きますので人手が必要です。親戚や知り合いに来てもらい手伝ってもらっています。我が家の場合1時間に300箱に種を蒔くことが出来る播種機です。
箱をいれる人、床土を入れる人、種を見る人、機械から取り出す人、運び人、播種箱を並べる人と、けっこうな人が必要です。機械は電気仕掛けですから次から次と進みます。途中でつっかえると止まってしまいます。そんな訳でちょっと多すぎるくらいいた方が安心できます。
私の地域は谷津田で、区画が小さく(1反歩)田んぼの作りづらい地です。小さな田んぼで少ない人は、どんどんやめています。それが私などの所に、依頼が続き昨年は10枚ほど増えてしまいました。
そんな谷津田地域でも大きい人は20ヘクタールやっている人もいます。その田んぼの数は200カ所になる勘定です。そんな人は種蒔きも早く早々と田んぼにトラクターを入れていますが、田んぼの風景もかっての賑わいはなくなってちょっと寂しいです。
一方、ハウス内のキュウリやナスも急に育ち始め、今日はナスの移植をしました。種蒔き床のナス苗を、ポットに植え替えたのです。一月後には植え付けの予定なのですが。
この季節は田んぼも畑も同時進行で忙しくなる季節です。そんな時ですが、研修に来ている娘さん二人が腹痛を起こし寝込んでしまいました。前の晩ささやかな食事パーティーをしたのですが、食あたりのようです。
我が家の4人は何でもなかったので何に当たったのか分かりません。前日に隣町でのお蔵祭りの食べ物が原因ではないのか、などと検討したのですがとうとう分からず仕舞いでした。昨日が一番ひどく、今日は何とか起きられたので一安心です。
野菜の方は、端境期となって品数が少なくなってきました。ジャガ芋がなくなり、里芋、サニーレタスなども終わりになっています。
出荷もしつつ、植え付け準備など同時進行せざるを得ませんが、何とか乗り切って行くしかありません。
おかげさま農場・高柳功