(産地の声)vol.1353 連日の猛暑日です! 2018.7.18
語りたくもないのですが、猛暑が続いています。
当地の田んぼは早い品種が穂を出し始めています。稲は熱帯性のものとは言え余り暑すぎると実りが良くありません。むしろ障害が出やしないかと気をもんでいます。
こんな暑さの中でも雑草は勢いが止まりません。ちょっと前に刈ったはずの畔が雑草でモウモウです。で、昨日はかんかん照りの暑さの中で雑草刈りをしましたが、噴き出す汗が着ているものをびっしょり濡らしました。
したたる汗が止まらず服は雨の中を歩いてきたかのような濡れ方です。全身ずぶ濡れで体を拭いて一切着替えています。午後飲んだ水は5Lを越えました。
たいした量です。で、塩分も補給と言うことでお塩を数つまみ入れ飲んでいましたが、その方がなんとなく良かった気がします。
一方、夏野菜のトマトやナスなども炎天の中であろうが、収穫しないと間に合わないので汗だくです。おいておくとしなびてしまうので、一籠とったらすぐに仕事場に運びます。それから選別袋詰めをして出荷に間に合わせるのですが、畑と仕事場を行ったり来たりと、それだけでもこたえます。
全国的に熱中症で運ばれる人が数千人と言うことですが、私達もいつそうなるか知れたものではありません。「無理しないようにしよう!」と声かけ逢っているのですが、つい頑張ってしまいます。
TVではアナウンサーが「充分気をつけるように!」と呼びかけていますが、見ている我々は「ああ言ってるけど、彼らはクーラーの効いている部屋で、暑さ知らずで言ってんだよな!」「そう言うしかないんだろうけどね」などとへそ曲がりのお茶飲み話で憂さ晴らしをしています。
田んぼは水があるからいいのですが、畑の方が乾燥が進み干ばつが心配です。水を使えない畑はどうしようもありません。火山灰土の土は、カラカラに乾きちょっとでも歩くと砂ぼこりが舞います。粘土質の所はカチンカチンに固まってしまい地面に割れが入っているところもあります。
西日本もそうですがとなりの中国でも大洪水が発生しています。北極に近いアイスランドでは100mを越える氷河が流れ溶け出しているというではありませんか。・・・・とは言え当地としては雨が欲しい!
おかげさま農場・高柳功