猛暑から台風13号来襲へ

(産地の声)vol.1356      猛暑から台風13号来襲へ     2018.8.7

 8月7日は暦の上では、立秋です。秋に入ったということですが猛暑が去らないと思っていたら、今度は台風13号です。

 もう温暖化は避けて通れない、と気象専門家が言っていましたがそうなのでしょう。TVでは熱中症対策でクーラーつけるよう呼びかけていますが、一時的には対策となるのでしょうが、矛盾をはらんでいるように思います。

 

 娘が「これってどうなのかねえ」と。つまりその閉じられた空間はいいとしても、クーラの運転エネルギーは環境中に放出される。つまり「温暖化がますます加速化されるのではないか」と言う。人間活動によって温暖化が進行して猛暑という気候を作り上げているとしたら、根本的な解決にはなりません。

 前にも書きましたが、温暖化は地球規模の気候変動で、地球規模の洪水や干ばつの多発といわれています。12号のように台風が東から西へ向かうなど、かってなかったことです。

 人間中心にものを考えるのではなく、地球の側から考えるといったことも必要なのではないでしょうか。自然の猛威には人間が立ち向かえません。かって私の師匠が教えてくれました。「人間は自然がなければ生きてはいけない」「地球は人間がいなくとも生きられる」大地自然の法が上位の存在なのだ、・・・と。そんなことを思い出します。

 間もなく台風13号が上陸寸前の様相です。今晩から明日にかけて千葉、茨城は暴風雨が吹き荒れるとTVが再三注意を呼びかけています。当地も避難準備予報がでました。

 今日は、菜種の搾油を頼みに茨城まで行ってきましたが、道路周辺の田んぼを眺めると、早々稲の倒伏が目立ちます。倒伏すると稔りが悪くなり、かつ品質が低下します。また田んぼ自体が緩むのでコンバインが田んぼを歩けなることになります。

 畑などもナスやトマトなど成るものは、風で吹き回されると傷だらけになります。そうなると出荷不能のものが大量にでます。

 今午後9時少し前ですが、風は少し弱まっている感じですが雨足が早くなってきています。予報によれば9時過ぎから当地が暴風雨圏内に入るそうですからこれからがどうなるか、運を天に任せるしかありません。

 連れ合いがお祈りしています。

                      おかげさま農場・高柳功