(産地の声)vol.1374 2018.12.12
仲間のFBを見ていたら 、「サプリメントよりご飯だ!」というメッセージが飛び込んできました。
東京農業大学の山本教授が、「米を食べる事で高コレステロール状態を改善できる事が分かりました」というのです。
そのまま引用すると、山本教授らのグループは、通常のラットと、過食で肥満状態になったラットを用いて実験した。肥満状態になったラットは3グループに分け、(1)標準のえさ、(2)炭水化物をa化白米に置き換えた餌、、(3)a化玄米に置き換えた餌をそれぞれ与えた。摂取したエネルギー量はどのグループも同じだ。
100日後の肝臓の総コレステロールは、白米、玄米を食べたグループは、はっきりとコレステロールが低いことが分かった。そして、
「これはまだ発表していませんが、過食で脂肪肝を発症していた肥満ラットの肝臓を調べたところ、白米食でも玄米食でも、肝臓にたまった脂肪が劇的に減る事も確認できました」と。
そして、人を対象に90日間玄米を食べ続けてもらいましたが、健常な人には変化がありませんでしたが、脂肪肝の人はコレステロール値が下がり、炎症を示すマーカー値も低くなった。という。
高コレステロール血症は動脈硬化疾患のリスクになるし、脂肪肝はガンの原因にもなる。「米はそんな人におすすめの健康食といえます」
山本教授が力を込めるのは、この効果が特定の成分ではなく、米という食材をまるごと食べることで得られるという点だ。
「コレステロール値を下げる要因は複合的です。コレステロールの再吸収を抑制したり、代謝遺伝子を活性化させたり。ですから、この効果は米の中の特定の成分を抽出して得られるものではありません。お米を炊いて、全体として食べる事で効果が期待できるんです」
サプリメントより、ご飯だ!。
昨年小児科医の真弓先生がおっしゃっていた、日本人は粒食民族だ。粉食、肉食民族ではない。横文字の食べ物は極力食べない方がいい、といっていた事を思い出します。我が家のようにご飯に味噌汁という伝統色を重んじての食生活がベストではないか、と思うのです。大きなお世話かなあ、
おかげさま農場・高柳功