(産地の声)vol.1380 2019.1.30
3月2~3日に、第14回GMOフリーゾーン全国集会in成田というイベントを準備しています。近隣の、有機農家団体といくつかの生協が集まり、実行委員会を作り準備してきました。是非、ご参加下さい。
タイトルは、「守ろう!子どもたちの未来を!」~成田から世界に発信、NON-GMO~と言った内容です。
テクノロジーが進み、遺伝子組み換え作物が多国籍企業によって、特に北米を中心として広まっています。世界で最も栽培されているのが、大豆、菜種、トウモロコシ、綿で、日本で販売、流通が認められているものは、上記以外テンサイ、パパイヤ、アルファルファ、ジャガイモと8種類になります。
これらの作物は、食用油や糖類など様々な食品や、乳化剤やカラメル色素などの食品添加物となって、スーパーなどで売られている加工食品の約8割に何らかの形で使われている、と手元の説明書きにあります。
除草剤の効かないダイスを食べて大丈夫なのか。トウモロコシなど動物の毒素を組み込んで何処を食べても虫が死ぬというものを動物だから大丈夫だというけれど、食物連鎖の系で次に人間が食べて大丈夫なのか。
そのトウモロコシなど、そのものがアメリカでは農薬登録しているという代物です。大豆や菜種はほとんどが輸入で、ほとんどが遺伝子組み換えです。食糧自給率が低いと言うことは、それだけ輸入して我々日本人の体内に入り込んでいると言うことです。たぶん、食べていること自体自覚もせず、その影響は気にしないで済ましているようです。
世界で最も遺伝子組み換え食品を食べる国民として一部の学者からは、壮大な人体実験をしていると言われています。
さらに遺伝子組み替えだけでなく、遺伝子操作技術が進み、成長遺伝子を取ってしまうとか、抑制遺伝子を取ってしまい、通常の倍の早さで成長する魚なども開発されています。
一得一失という仏教の教えがありますが、倍の効率というものを得たあと、次に何かを失うとしたら、何を失うのでしょうか。それがどう出てくるのか危惧します。何しろ地球上に存在しなかった遺伝子がどう暴れ回るか、誰にも分かりません。問題が出始めていますが、出たからと行ってそれに対処する術は分からない。なぜなら地球にとっては初めてのものであり、未経験なのですから、、、。
おかげさま農場・高柳功