GMOフリーゾーン集会

(産地の声)vol.1385                        2019.3.6

 早3月。ここのところ天気が思わしくなく、予定がうまくまわりません。ジャガイモ植えや、田んぼの畦塗りが予定でしたが、雨が降っては良い仕事ができません。

 

 畑や田んぼは雨が上がれば仕事ができるかというとそうもいかないのです。雨上がりだとまだ土壌水分も多すぎて植えたジャガイモに支障が出ます。また田んぼも水が残っているとトラクターがすべってしまい畦がうまく作れないのです。

 そんなこんなで今日は、壊れた井戸の小屋の修理をしました。屋根のトタンを買ってきて、骨になる角材の釘を抜いて準備完了。打ち付けました。仕事というのはその仕事をする為の前仕事が肝心です。

 トタン張りは案外難しく、端から打ち込めば良いと言うものではありません。失敗して分かったことですが、きちんと直角を出して始めないと、合わせが狂ってきてきます。下張りに合わせて行きとギザギザになったり、進めていくうちに曲がってしまったりします。

 そこで、きちんと直角を出して、水糸という糸を張ってその糸に平行になるよう打ち付けていくときれいな仕上がりになるのです。

 今月の2.3日と参加した反MGO全国大会は結構な盛り上がりでした。全国から360余名の参加者がありました。農薬をはじめとする化学物質が食品の中に紛れ込んでいる現状に加え、さらに遺伝子組み換えが我々の食事に紛れ込み始めています。遺伝子操作とはどういう事なのか、といった講演から始まり、各地の取り組みや会場となった成田市の生産者の取り組みなどの発表がありました。

 国は、遺伝子操作は遺伝子組み換えと違うから、と流通にOKを出したようです。国内の栽培はまだですが、輸入には良かろうというのです。気をつけた方がいいです。

 大丈夫だという人は、いっぱい食べてもらって構わないのですが、私は遠慮します。会場に参加した人達は「なんと言うことを!」と言う反応でしたが、皆さんはどう考えますか。

 私は、レイチェルカーソンの化学物質や核という人間の制御できないものはやるべきではない、と言う考えに賛成です。分子生物学者である福岡博士の「人間の自然界に対する操作的なことは、必ず自然界からの揺り戻し、報いを受けることになる、と言う論に賛同します。人間も自然界生態系の一員ですから。

                    おかげさま農場・高柳功