(産地の声)vol.1438 2020.4.1
4月に入りました。既に田んぼの種まきは始まり、畦つくり、耕耘、施肥など忙しい季節に入っています。私の育苗ハウスには、トマトやナス、キュウリが順調に育ち植え付けを待っています。
一方で昨年9月の台風被害のハウスの復旧作業も急を要するのですが片付いていません。そしてこの雨続きの天候でますます遅れそうです。
私達はいつもの年のように仕事を続けていますが、報道は連日コロナウイルス対策で大変なようです。ここ2ヶ月のウイルス騒ぎですが、何をやっているんだろうか?と思えてなりません。
「調査なくして発言権なし」と言うことがありますが、一向に実態調査もせずにただ何人感染者がでた、ということだけが話題になって実体が全く見えません。お医者さんが頼んでも検査は出来ない。熱が出ても数日は自宅で様子を見ろという対応には解せません。
検査担当の保健所が検査を断ってきたことをあちこちで聞くと何をやってんだろう!と思ってしまうのです。それなりの症状が出れば直ちにやればいい。陰性であっても陽性であっても結果の応じて対処すればよかった。と思っていたのですが、発生から2ヶ月もたった今になって急激に感染増加になっています。
諸外国の例を見ると疑わしきは検査をする、というのにこの国は何をしてきたのでしょうか。クルーズ船を止めて、患者がいても何もせず、検査態勢はあると言っても検査は積極的にせず、いったいどうなっているのでしょう。そんな疑問をずっと持ってきました。私には今の感染増加は当然の帰結のように思えます。 コロナウイルスがなくても通常の病気があるわけで病院に行けば患者さんでいっぱいです。出来ることを即やって処置をする。それが結果としてデータの蓄積になり、処置の進捗を早めることになると思うのですが、、、、、。
健康体である事が私達の心がけしかないように思います。かって長崎に原爆が落とされ放射線被害に遭いはばたばたと人が死んでゆく中で、爆心から1200m離れた病院の先生が取った方法とは、玄米と味噌と海藻を食べさせ、それで原爆症の危機を乗り切った、いう話がありました。それはお医者さん自身が既成の医学では治らない体験があって、食養上によって原爆症を逃れた、という経験があった。非常事態に食事療法?を試みた結果が功を奏したという一例です。でもこれは私達の対応を示唆する貴重な実例だと思うのです。 おかげさま農場・高柳功