猛暑が続いています

(産地の声)vol.1459                    2020.8.26

 暑いです!ともかく暑い日々が続いています。

 

 私たちの仕事場は野外です。畑も田んぼも屋根はないし、クーラーもない。ちょっと働き出したら、下着から全身汗びっしょりになります。出かけるときは、ペットボトルを忘れず、水分補給をしっかりしないと体が持ちません。

 今は亡き川島四郎先生(栄養学者)の教えで、自然塩0.4パーセントの水を持つのがよろしい。先日TVでいくら暑いからと言って水を飲み過ぎると水毒症状になる危険がある、とお医者さんが解説していました。

 この天候でどれくらい飲んでしまうかと言うT青年は、一日5リットルくらい飲みました!と言ってましたが、それくらい飲むと危険水域かも知れません。体液が薄まってしまうからです。ですが、点滴の元は食塩水がベースというように、少しの塩分を補給するとバランスがとれます。

 実は昨年新規就農した青年が熱中症で倒れてしまったのです。たまたま居合わせた近所の人に見つけられ救急車で病院まで搬送され点滴をしてその日に帰ることができたので安心したのですが、油断はできません。

 と言うことで皆さんも気をつけてください。

 私の夏野菜ミニトマトとキュウリは終わりを迎えています。ミニトマトは仲間の石橋が次の作を引き継ぎ新しいトマトが育ってきましたので供給十分です。キュウリは終わりです。

 夏野菜の旬は果菜類ですが、木になる野菜は体を冷やしてくれます。当農場では供給能力十分でありませんが、参考のために言えばキュウリやトマト、ウリ、カボチャ、ナス、ゴーヤ、ピーマン、シシトウなどが旬の果菜類。

 それらに力をつけるジャガイモやタマネギ、ニンジン、そして繊維質たっぷりのゴボウなどの組み合わせはとてもいいと思います。

 先週までホームスティしていたアメリカの青年は、ベジタリアンならぬビーガンという一切の肉は食べない、いっさいの動物質の食事は取らない、と言うことだったのでちょっと大変でした。でも野菜だらけですから何とか食事ができていましたが、この夏の暑さです。しっかりご飯を食べてもらいました。

 ナスは調理が多彩の野菜です。焼いたり炒めたり味噌汁の具などにしてオランダから来た娘さんは「ともかくナスがおいしい!」と日替わりナスの料理にはまっていました。

                     おかげさま農場・高柳功