(産地の声)vol.1468 2020.11.11
コロナウイルス感染が再び増えているようです。ヨーロッパでもアメリカでもかってない感染者が出ています。どうなるのでしょうか。
人間の欲望のためというか都市化の進展が蔓延させているように思えます。東京と大阪、神奈川、埼玉、名古屋、福岡、札幌と大都市に感染者が集中していることから、都市型ウイルスとも言えます。(違うかな?)
コロナで亡くなった人はNHK調べで1863人(11月11日まで)となっているようですが、新聞報道によれば、ここのところ自殺者が増え続けていて、一月に1800人を超えるそうです。コロナも問題ですが、毎月自殺者が1800人も出ていることが報道されないと言うことはなぜだろう?と素朴に思います。こちらの対策はしなくていいんでしょうか。
私たちは、野良仕事で毎日畑や田んぼに出ていますので、マスクや三密などとは無縁の生活ぶりです。というか、未だに別世界の出来事のように思えてならないのですが、このままTV報道のようなことが続くことに異常性を感じます。
コロナ以前、国は保健所を減らし、病院の数を減らそうとしてきました。コロナ騒ぎで医療体系の崩壊があったら大変だと騒いでいますが、では、何で医療施設の整理削減をしてきたのでしょうか。そういう報道はあまりされませんが。
また学術会議の委員選考を恣意的にしなかったという報道を聞いて、「中国の香港問題と同じではないのか」と直感的に思いました。時の政権は、不都合な人間は排除するという点では同じではないか、と感じたからです。
一方で株価が29年ぶりに2万5千円台に上がったということですが、日本の株式市場の7割が外国資本という。その株価を支えるために日本銀行が制限なしの資金提供をしているということに違和感を覚えます。
今の日本農業は就業年齢が70歳に届こうとしている、いわば斜陽産業に近い感じなのですが、それでも振興策を用意しているといって農産物の輸出の力を入れています。これも何か違うように思うのです。私たちは国民のためというかこの国に暮らす者のために生産を続けてきたのであって、それで余裕があれば他国に輸出ということもありだと思うのですが、どうでしょうか。
それが、国土を守り自然を守る行為につながって、次の世代に引き継ぐ努めとことなのだと思って生きてきたのですが、何かいびつな国のように思えます。
おかげさま農場・高柳功