立春を過ぎました

(産地の声)vol.1479                                    2021.2.3

 昨日は節分。私の歴史では初めての2月2日の節分でした。前日、連れ合いと節分は3日だ!と言い合っていたのですが、私の間違いでした。120数年ぶりの事件?なのでしたから、間違ってもよしとしましょう。

 

 地球が一周する時間を24時間にすることはいいとしても、太陽を一周する時間を365日と6時間かかるので4年に1回うるう年をつくることによって間に合わせてきたというのですが、それでも数分の違いがあり、地球時間と太陽時間のわずかなすりあわせと言うことなのでしょう。

 ということで、節分が過ぎると畑の野菜は春を感じて動き始めています。太陽光線が強くなってくると言うこともありますが、畑のタマネギの勢いが増しているのがわかります。一月までは寒さの中をじっとこらえている感じでした。家の前の小麦も心なしか成長し、ハウスの小カブも急に青々としてきた風です。

 サツマイモの苗つくりも始まっています。これから人参やジャガイモなどの植え付け、種まきが始まります。私たちの仲間もすでに蒔き始めています。種を蒔いたらすぐにトンネルをかけます。寒いのでトンネルをかけないと持ちません。

 さらにトマトやナスなどの種まきも始まります。種まきの前に施肥、耕耘と行った準備が欠かせません。今日は、ジャガイモ植え付け予定の畑にトラクターを入れ耕耘しました。ジャンパーの上にもう一枚、ズボンはさらに防寒ズボンをはき、手袋をしての重装備で畑に入りました。

 どんな裾風も入れないぞ!といった感じです。顔だけが少々寒い感じでしたがほぼ無事で帰ってきました。

 今冬は例年にない寒さだったような感じがします。それでも雑草はめげない!ホームスティしている娘さんには、草取りをやってもらっています。連れ合いもタマネギや小カブ、ネギの畝や株間の草取りです。生き物に休みはないです。

 世間は、緊急事態宣言の継続となったようです。平安時代末期に末法思想がはやったと何かの本に書いてあったことを思い出すのですが、まさかの感がします。

 そうあってほしくはありませんが、これまでのありようが崩れてきたように思うのですがどうでしょうか。そもそも人は人との交流があって社会を構成してきたはずなのに、今は密はいけないと本来の世のありようにこれでいいのか、と素朴に思ってしまうのですが、、、。私の方がおかしいのかも知れません。

                   おかげさま農場・高柳功