(産地の声)vol.1487 2021.3.31
先週の続きになりますが、25日に種蒔きした籾が一斉に芽を出しました。種蒔きを終えた育苗箱には、特殊な被覆資材をかけて芽立ちを待つのですが、優れもので覆いを掛けたままでも温度が上がり過ぎず、発芽温度を保つという資材なのです。
で、昨日覆いを取ったのですが、今日は見事な緑のじゅうたんになっています。天候が良かったのでしょう。今のところ順当に育っています。これで床土が乾くようになると水かけが始まりますが、我が家はホース潅水なので大丈夫かと思っていたら蛇口が繋がらず、慌てて農業資材屋さんに行って取り付けました。
こうなるとあと20日で植え付けられるように間に合わせなければなりません。暗渠の仕上げや、畦の整備や畦塗り、そして耕耘、代掻きと続きます。
国連は小農が世界の食を支えると言ってますが、我が家もまさに小農なので家族の手でこなします。近隣の田んぼもするようになって枚数も増えて50ヶ所もあるのに、間に合うのでしょうか?
育苗ハウスにはトマトやキュウリ、なす、サニーレタスなどが蒔かれて、天候が良すぎて生育が進んでしまっています。娘は「植えてしまおうか」と言ってますが、植え時があります。
ナスやトマトは第一花房が見え始めたあたりが植え付け時期と言われます。早すぎると木ぼけして実が充実しないのです。遅すぎても苗が老化してまずいのですが。そんなわけでもう少し先です。田んぼ仕事の合間の植え付けとなりそうです。
今日は、申告で税務署に行き、その足で永年関わってきた成田空港周辺での新規就農事業の会社を閉じる為、職員の慰労会などにも参加して、仕事以外の仕事にもでかけ、なかなかお付き合いも大変なところがあります。
車であちこち走り回ったのですが、どこへ行っても桜が満開です。昨日は連れ合いと小林牧場へ行ってきましたが、ここも満開でした。コロナ騒ぎで皆さん静かな花見でしたが、結構な人出でした。
話は変わりますが、タケノコが出てきました。いつもより早い気がします。桜の開花も進んだようにタケノコも進んだのでしょう。パートさんの竹林から取ったというタケノコを戴きました。さっそく煮物で戴きましたが、美味しかったです。春の味です。 おかげさま農場・高柳功