(産地の声)vol.1505 2021.8.11
暑い日が続いています。あまりの暑さのためかトマトが干上がりそうです。我が家のミニトマトが太陽とハウス内の気温40度以上という猛暑に見舞われてトマトのへた(実についている小さな茎と葉)が枯れ上がり、褐色に枯れ上がった感じになってしまっているのです。
「これ、消費者が見たら取り置きしたものだと思うかもね」と娘が言う。それで、茎は取ってパック詰めしています。ナスやピーマンなども強風が吹いたおかげで傷だらけになるし、困ったものです。少々の傷は勘弁して下さい。
その上というか、泣きっ面に蜂というか、急に赤いトマトがなくなっているのです。「一晩であったトマトがなくなっている」というのですが、「まさか泥棒ではないよ」などと話していたら、次の日も!
犯人は、ハクビシンだったことが判明しました。ハクビシンは人間と同じように茎を持って実だけ食べます。その茎だけが下に落ちていたのです。
で急遽、ハウス周辺の草退治をして、電気柵を設置することにしました。もう終わりに近いトマトなのですが、他にないので延命策で電気柵を設置することにしたのです。
久しぶりの電気柵です。電源は単一電池8本の直列です。電池とは言え結構な電圧で、試しに手を触れるとビビッと結構な衝撃です。ハクビシン、狸、犬、カラスなどそれなりの効果が期待できます。
自家用にスイカを作っているのですが昨年は、カラスにつつかれ全滅でした。仲間に、黒マルチをカラスに見立て立てかければ防除できるというのでやってみましたが、昨年は全く効果なしでした。なので今年は一計を案じ、一番大きなトンネルをかけその上に防鳥ネットを張って見たら9割方防護できました。
このうだるような暑さで、雑草も勢いがつき、7月下旬に蒔いた大豆畑も大豆も出ましたが、追いかけるように雑草も一斉にでました。田んぼももう腰丈ほどになって雑草の始末が追いつきません。
村の水田は早いところが色づき始めました。お盆過ぎには稲刈りが始まりそうです。台風が去って天候が回復すると思いきや、停滞前線がしっかりと根付いて豪雨が予想されています。(私も田見回りをしないと!)
コロナも治まりそうもありません。人間の手に負えない天変地変が続いています。どうなることでしょう。
おかげさま農場・高柳