(産地の声)vol.1511 2021.9.22
昨日21日は中秋の名月でした。毎年お月見には供え物をするのですが、今年はススキと萩の穂をあげ、家の庭先で取れた栗を供えました。ススキの穂と萩は中々に絵になるのです!月と供え物がバランスがいいのです。
我が家の東には杉の木立が邪魔をして暗くなってすぐにはお月さんが見えませんでしたが、お客さんが帰った後9時過ぎに空を見上げるとまん丸なお月さんが東南の位置にのぼり始めたのです。
夜中の12時頃にはちょうどま南にお月さんがのぼり、連れ合いとしばし鑑賞してました。連れ合い曰く「ねえねえ、ウサギさんが餅つきしてるのがわかる?」私「そんなの見えるわけないじゃないか」と。しかし、まんまるで見とれるような月でした。そして東からはオリオン座がのぼり始め、良いお月見でした。
稲刈りも半分を過ぎ、もち米の刈り取りを始めました。天皇陛下も稲刈りをされたようです。古事記にもあるようにこの国は瑞穂の国と呼ばれた国です。近年はそうした意識はなくされてしまったようですが、昭和天皇から平成、令和と引き継ぎ、毎年恒例になっています。
マンゲツモチという種類は天皇陛下もお作りになっていますが、もち米の中でも美味しい部類に入ると思います。日本には何百種類とありますが、茨城、千葉でよく作られています。
ただ、もち米はうるち米と混じってはいけないので気を遣います。うるち米の方が早いので刈り取りが終わった後は、使用機械類は全てきれいに掃除をしなければなりません。
コンバイン、乾燥機、運搬用籾タンク、籾すり機、石取り機、選別器など掃除だけで2日かかります。刈り取り前の準備と同じだけの仕事量です。と言うことで、後1日稲刈りをすれば終了の予定です。
明日23日は彼岸の中日ですので、お墓参りの日です。親戚や知り合いが来るので仕事は休み、先祖を偲び、親類やお客さんと厚誼を深める日です。 合掌
おかげさま農場・高柳