バカの壁を読みました

(産地の声)vol.1536                               2022.3.23

 養老孟司さんと言えば「バカの壁」が有名ですが、私は読んでいませんでした。450万部売れていると言うから凄い本です。書店歩きをしていましたら、「バカの壁」が並んでいました。まだあるんだと思って買いました。よみきっていませんが面白いです。

 その養老孟司さんが3月17日の農業新聞に投稿されていました。

 

-農業の担い手は年寄りばっかりになっていますが、農業をやっている人が長生きしてるってことでしょ。何故誰もそう言わないんでしょうかね。都会のサラリーマンは高層ビルに働きに行って、タワーマンションに帰ってきて、ジムに行ってジョキングして。おかしいですよね。日常生活と身体の動きを結びつければいいんですよ。農業のように。

 と書かれていました。農業をしている私自身そういう考えは持てませんでしたが、そういう視点もあるんだ、と勉強させられました。

 続いて、-そろそろ大都市はある程度解体して地域居住に近づけた方がいい。首都直下型地震や南海トラフ巨大地震が20年以内に起きると言われていて、本当に起きれば大都市は機能しなくなる。東京や大阪は食糧自給率が1%ですから、物流が止まればアウトです。・・・・・

 と続くのですが、ここまで。後は皆さんの想像力でお考えください。

 

 昨日は雨が降る中、冬の到来?で寒い一日でした。キュウリの種蒔きのため、床土を用意しポットに土入れです。ナスの移植ポットも必要でしたのでそちら詰めて移植しようとしたのですが、あまりにも寒いのでやめました。

 育苗ハウス内も暖かくなってきたので、トンネルをはずしていたのですが再びトンネルをかけました。雪交じりの雨になってきて、気温は1度にまで下がったのでした。

 連れ合いが、「明日は凍るよ!」と叫んでいましたが、そんなことはないだろうと聞き流していましたが、今朝になってみたら、本当に氷が張っていて連れ合いの判断力もバカにならないと感じた朝でした。

 ハウスもビニール張り替えを終え、苗箱、播種機を用意して、明日は第一回目の種蒔きです。いよいよお米作りが始まります。 

                       おかげさま農場・高柳