(産地の声)vol.1577 一農家のつぶやき。 2023.1.11
謹賀新年 今年もよろしくお願い致します。
遅い年賀のご挨拶です。今年は年賀状を書くのも遅れて10日になってようやく書き終えたのでした。郵便局に行って年賀はがきを売っているかと聞いたら、売っているけど今日(10日)までです、という。
年を越して今ごろ年賀を出す人はいるかと聞いたら、「います」という。年を越して年賀を出す人も結構いるものだと言うことも、年賀はがきを10日まで売っていると言うことも初めて知った。
年内に耕耘できなかった田んぼが20枚くらい残っていて、今年の仕事始めは田んぼの耕耘で始まった。出荷は娘に任せて、自分は野良仕事。
既に今年の稲作つくりは始まって今の時期に田んぼが乾いていないと後が大変になる。この辺の田んぼは谷津田で周辺を山に囲まれ清水が湧いている。排水を心がけないと田植えができなくなる。
清水の湧くところがどんどん深くなってしまいトラクターや田植機が泥にまみれてしまうのだ。そうなると重機を持ってワイヤーで引き上げなければならなくなる事態に陥る。
昨秋にある程度耕耘したのだが、田んぼには稲株が残り、あぜ道は雑草が繁茂している。寒さで全ての植物が枯れ上がり、一面茶色の枯れ草模様となっている。そんな中でトラクターをかけると土が掘り返され真っ黒な土が表れてくる。
話は地球規模になるが、太陽の周りを地球が公転している、その軌道は楕円形だという。そして寒の入り(小寒)の時が最も太陽に近くなると言う。それが寒い冬になっているというのは地球が24度の傾きで自転してるせいで北半球が受け取る太陽のエネルギーが半分近くになってしまうかららしい。
時速10万キロという早さで宇宙を回っている地球。その地球自体が赤道付近では時速千キロを超す早さで自転している。
太陽系の中で唯一水が液体の惑星。金星までいくとその水は水蒸気となって気体となり、火星までいくと氷の惑星となって生物が生きられない。
奇跡の星=地球のおかげで生物が存在し人間が生きていられるのだなあ、と満天の冬の空に星座カシオペア座を見上げて新年を迎えた。
おかげさま農場・高柳功