風邪をひきました

(産地の声)vol.1616 一農家のつぶやき。         2023.10.11

 どうも風邪を引いてしまったらしい。3日ほど寝込んでしまった。

今も少々熱があり、咳が出る。6日に長い稲刈りが終わり、7日が榮太樓本舗の手刈りの稲刈りイベントのおつきあい、そして8日が「食と命の教室」と続いた。

 

 7日の稲刈りイベントあたりで体調がよろしくないな、?と感じていたのだが、翌日8日の教室も予定していたので休むことはできなかった。

 日本人の基本的食事の一つに、発酵食品の摂取がある。代表的なものは、お米であり、お味噌、お醤油である。まさに日本食には欠かせないもの。それに加えて香の物=お漬物だ。漬物も発酵食品の類だ。

 我が家はそうした伝統食を未だに続けている。毎日三度の食事はご飯と味噌汁と少々に野菜で済ましている。それが命の源だと信じて疑わないのだ。

 そんな話をしているので、参加される皆さんがどうしてもお米の蒸かしから種麹をまぶして寝せるまで体験したいというので、一からと言うことになる。

 お米の蒸かしもかまどを用意して、焚き木も用意して火をおこし、せいろに入れてお釜に乗せて蒸かす。そしてムシロを用意してその上で蒸かしたお米に麹菌をまぶして発酵を待つ。そうしたことを実際の体験をしてみたいとの思いなのだ。

 みんな興味津々でみんなで火を焚き、吹き上がったあつあつの蒸かし米を、ムシロの上でもみほぐし麹菌を均等に混じるようにともんで積み上げておしまい。後は菌が活躍するのを待つしかない。

 と言って、その待つことも見たいと、数人の人が泊まりがけすることになった。後は待つだけだからやることはない。なのでビールなど飲み始め語らいの時間となったのだが、そこあたりから熱が出始めたようだ。

 以来、発熱と喉の痛み、咳が出て3日間寝ることになった。葛根湯と連れ合いが飲めという漢方薬の類いを飲まされた。我が家はこれくらいの症状では医者には行かない。自らの生命力で乗り切れ、と言うことだ。

 と言うことで今日はいくらか回復の兆しになってきてこれを書いている。8月から続く草退治仕事が続いて、稲刈りが終わったこともあって、少しは体を休めろという天からのお達しなのだろう、と思う。

 先週も書いたが、今は端境期で野菜が極端に品薄になってしまった。しばしの間我慢してあるものでしのいで戴きたい。悪しからず!ご理解を。

                     おかげさま農場・高柳功