雑誌のタイトル

(産地の声)vol.1675 一老農のつぶやき           2024.11.27

 前にも書いたが成田市もオーガニックビレッジ宣言をした。宣言はしたものの今後どう取り組むかが課題となっている。

 私も一応役員の端くれなので今後の有機農業実施計画の検討会議に参加した。県内の市町村から見れば無農薬・有機栽培農家が多いとは言え、市内全体からすればマイノリティー、つまり少数派という実態だ。

 

 その素案つくりの中で、学校給食への取り組みが議論されるが、それとて中々難しい。将来の子供たちだからこそ、健康に育ってほしいし、同時にオーガニックという環境に優しい農業が推進されればこの上もないことには皆が期待するのだが・・・。

 学校給食に食材を運び込むには当日の朝早く届いていなくてはならない。学校の都合で食事が11時までは仕上がっていないと間に合わない。農家は今時点で忙しく立ち回っているので、搬入ができるのだろうか。

 給食係からすれば、予算というものがあってその予算内でやれるだろうか、などと課題が多いのだ。

 市民に対してもオーガニックの主旨を理解してもらって推進する必要があるが、どのように勧めていったらいいのか、などと議論が進んだ。やれるところからアイデアを出していくしかない。これを読んでくれる皆さんも良きアイデアがあったら教えてほしい。

 夕方の5時半から2時間近く論旨あって解散。

 お茶もでない会議なので、帰り道コンビニに寄った。そうしたら雑誌コーナーで面白そうな雑誌があるではないか。表紙を飾るタイトルが・・・

-ネットの情報はウソばかり-

-間違いだらけの健康常識-

-サプリ会社代表「実はサプリを長く飲む人ほど不健康」-

-「塩分控えめ」は日本人の半数には無意味-

などと言ったタイトルだった。専門家が語ることなので面白いと思い買ってしまった。その雑誌は月2回発行の「プレジデント」980円也。

 一読の価値はあると思う。ただしその解釈は読者の判断に委ねるしかない。

 そもそも我が家では、サプリなどは飲みもしない。傲慢かも知れないが、我が家の統一見解は、まともな食事が第一であって、サプリに頼るのは邪道だ、といってはばからないのだが、いけないだろうか。         おかげさま農場・高柳功