寒い日が続きます

(産地の声)vol.1684 一老農のつぶやき           2025.2.5

 寒いです!寒さが続く。

 1月下旬の天気予報では、寒さもこれからは抜けていく?と聞いて

いたように思ったが、聞き違ったのだろうか。かってない寒波が日本列島全体に押し寄せ、九州地方まで雪が降り始めたではないか。

 ここ千葉でも最低気温が零下を記録し、寒さが身に応える日が続く。それが今週いっぱい続くという。夏の酷暑に冬の寒波とは、これも地球気象変動の影響下にあるのかも知れない。

 冬は、味噌搗きの季節でもある。我が家を訪れる皆さんに声がけして、味噌搗きをした。土、日の2日間で40数名の皆さんが集まった。

 糀をつくり、大豆を煮て、みんなでわいわいと言いながら糀、大豆そして海水塩をまぶしての味噌つくりだった。材料であるお米と大豆は我が家の無農薬栽培の自前の物。塩は、自然塩を使っての味噌搗きだった。

 糀をねせるというが、これが中々難しい。娘と競ってするのだが、私の場合1日経っても熱が出ない。おかしいと思ったら電源が切れてた。糀の発酵には温度管理が肝要だ。人間の体温36度あたりから38度くらいで管理しないと糀菌が働かない。

 改めて電源を確認しての糀つくりだったが何とか予定日に間に合ったので安心。でも自分としては80点くらいの出来だった。未熟者!と自分を叱咤する。

 めいめいが希望の量を確保した後、みんなで食事をした。20名を超すと食事の用意が大変なので、カレーで我慢してもらった。その後、みんなで歓談。近隣の方が多かったが、遠くは東京、神奈川から来られた人もいて数年ぶりの再会ということもあって、夕方暗くなるまで話が尽きなかったのだった。

 季節は節分を過ぎ、そろそろ今年の種まきが始まる。早くは人参の種まきがあり、サツマイモの育苗が始まっている。人参は、この寒さなのでビニルトンネルをかけての種まき、サツマイモの育苗はハウス内で育てる。

 また、間もなくナスやトマトの種まきが始まる。育苗が始まると一日たりとも手を抜けない。子育てと同じようなものなのだ。寒さが来れば、覆いをかけ、太陽がピカッと出たらすぐにでも解放し、気温が上がらないようにしなければ焼いてしまう。寒さがあろうが2月ともなれば太陽光線の量が強いので、ややもすればだめにしてしまう。

 寒波が来るが、季節は春の日差しとなって忙しい日が続く。

                     おかげさま農場・高柳功